
表参道近くの都営住宅の続報です。
住民が移転し、建て替え工事のためのバリケード塀がはられました。事前に、地域猫のための通り道を設置することになっていましたが、工事の方に話がうまく伝わっていなかったようで、張られたバリケードには、通れるような穴はできていませんでした。
現地ボランティアが心配して見回ると、案の定、中から閉じ込められた猫の鳴き声が・・! 汗だくで塀の下の土を掘って、猫を救出したそうです。だれも気がつかなければ、食べ物も水もなく衰弱していたかもしれません。すぐに都営住宅責任者に連絡し、確実に猫の通れる穴を何カ所かつくってもらうよう頼んだそうですが、少し先になりそうとのことです。例外的な事例のためか、なかなか約束どおりに物事が運びません・・。
私も昨日見にいくと、一匹の猫がバリケード塀の周りをウロウロして、中への通り道を探していました。猫にとって、長年住み、人からごはんをもらっていた安心できる場所(テリトリー)に突然入れなくなるのは、やはりずいぶん戸惑うことのようです。
しかし建設工事が本格的に始まる前に、猫たちのえさ場を安全な場所へ移動していかなければなりません。
昨日はボランティア希望の方がきてくれたので、えさ場を確認していると、一人の仕事帰りの女性が声をかけてきてくれました。やはり以前から一匹の地域猫が心配でえさをやりに通っているとのこと。ともに協力して、猫たちを見守っていこうと話しました。
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