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渋谷 地域猫  SHIBUYA☆CATS

愛猫闘病記3 術後の痛み

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手術して、おなかにばんそうこうをはられた「あめりかん」

土曜の昼に無事あめりかんの手術が終わり、その週末はわれわれ飼い主も一週間ぶりに安眠しました。
週明けには退院できるでしょうと聞いていたのですが、月曜の午前早々に院長から電話がありました。「術後の経過は良好ですが、なかなか食欲がでないので、家に帰ってリラックスすれば食欲もでるのではと」と退院を勧められ、夜7時に迎えに行きました。
術後の注意書きをまとめたプリントがありましたが、あめりかんの場合は特に安静などの必要はなく、「いつも通りにして大丈夫です」とのこと。
ツルツルのおなかに15センチほどのばんそうこうを貼られたあめりかんが、まだぼおっとした様子でキャリーに入ってきました。「点滴でおしっこがたまっていますので、帰ったらすぐトイレですね」。
家に着き、玄関でキャリーを開けると、あめりかんははっとした様子で、いきなりダダダッと2階のリビングへ階段を駆け上がりました。おそらく、自分に何が起きたか分からないまま手術による体の異変を感じていたので、家に帰っていつものように動けば、もとの元気な自分にもどれると思ったのでしょう。
しかし術後の痛みは急に消えるはずもなく、しばしリビングの床にうずくまっていました。少ししてから、トイレでたくさんおしっこをしました。
私も以前、開腹手術をして臓器をいくつか摘出したことがあるので、あめりかんの痛みを想像できました。人間は手術の翌日から、内臓の癒着を防ぐため、痛くてもどんどん動くよう言われますから、猫も動いても大丈夫なのでしょう。それでもあめりかんは経験したことのない痛みで不安になっているに違いありません。「一日一日、回復して元気になっていくから大丈夫だよ」と励ましました。
その晩はウエットフードをなめる程度でしたが、翌日からドライフードも少しずつ食べるようになりました。院長が「なんでもいいからたくさん食べさせて」というので、大好きなシーバを与えると、得意の「お手」をして「もう1粒」とねだります。その様子がけなげで、手から何粒も与え、すっかりわがままになりました。
(続く)

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コメント

  • あめりかんを想う心が伝わってきて、涙がでそうです。訳もわからず手術・入院していた猫の立場からすれば、1日でも早く退院できてよかったですよね。
    うちの子が避妊手術をした時を思い出しました。少しおびえていて、特別に一緒の布団で眠りました。

    by NECOCO 2018-08-31 3:07 PM | 返信 |

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