渋谷区動物愛護推進ネットワーク

猫耳ブログ

地域猫との共生をめざした活動、情報発信をしています

🐾渋谷区の地域猫

飼い主のいない猫の不妊去勢手術数

渋谷区内における2004年(H16年)8月からの手術頭数
(渋谷区の助成を受けて手術した頭数です)

2016年12月31日2017年3月31日2017年9月30日2018年3月31日
活動現場数345345345345
去勢(オス)1353135413621377
不妊(メス)1447145014621472
合計2800280428222849

☆2016年12月 2800頭を達成しました。
これも皆様のご協力、ご理解あってのことです。ありがとうございました。

手術をした猫たちは、これから地域で静かに平和に暮らします。
そのためにも、去勢していない飼い猫を放し飼いにしたり、 新たな捨て猫を持ち込まれるのは避けたいものです。捨て猫、置き去り猫は犯罪行為ですので、見かけましたらただちに 警察と保健所へ通報してください。

渋谷地域猫マップ

主な不妊去勢手術を行った地区

シブヤ遺産:渋谷の猫遺産としてネットワークが研究協力した際、
村松伸+東京大学生産技術研究所村松研究室から提供していただきました

☆☆ 地域別の手術数 は当ページ下記にあります ☆☆

不妊・去勢手術

メリットデメリット
不妊手術・性的ストレスがなくなる
・発情期のストレスから開放される
・子宮の病気、乳ガンの予防
肥満傾向になるが、食事療法で問題なし
去勢手術性的ストレスがなくなる
発情期のストレスから開放される
前立腺の病気、精巣、肛門周辺の腫瘍等の病気の予防
攻撃的な性格、支配性の緩和がされる
交尾が出来なくなる
肥満傾向になるが食事療法で問題なし

ねこ問題はひと問題☆地域の主な事例集☆ 地域の事例集


●駅周辺 「屋根の上の猫たち」

渋谷駅に近いビルのクリニックの方から、保健所に相談の電話がありました。ネットワークが引き継いで話を聞くと、隣のビルの4階のひさしの上に、母猫と子猫3匹がいるとのこと。

 猫の一家が暮らすのは、地上数十メートル。どうやって登ってきたのでしょうか?しかも猫の暮らすビルの階には、ドアも見当たりません。
 母猫は毎日、地上に降りて餌をさがしているようです。しかし、子猫たちは下に降りていけないので、飢えてはかわいそうと、クリニックの医師やスタッフがつり竿を使ってキャットフードを毎日与えていました。
「引き取り希望者がいるので子猫を保護したい、母猫も不妊手術をしたい」とのことで、ネットワークが捕獲器を用意し、隣のビルに板を渡して誘い、子猫3匹を3日ががりで無事に保護。母猫と父猫も手術のため捕獲しました。


*渋谷のような繁華街では、猫が屋根の上で暮らしている光景を見かけることが時々あります。
たくましく生きる猫たちですが、子猫には危険もともないます。保護するときは十分注意して行いたいものです。今回は、近所で開業する材木屋さんが無償で板を提供してくださいました。

●恵比寿 渋谷橋
 崖っぷち猫救出で知った、人々の温かい心

 暮れも押し詰まったある寒い日、恵比寿駅にほど近い渋谷橋の下で、1匹の子猫が狭い川べりをさまよっているのを、近所のSさんが見かけまし た。川の両側はコンクリートで固められた急な崖になっていて、どう見ても 子猫が自力で上ってこられそうにありません。
 Sさんは消防署に連絡、レスキュー隊が捕獲用のネットを持ってきました が、子猫は怖がって細い下水管の中に隠れてしまいます。
 こうして数日間、橋から子猫の様子を見守っていると、1人の女性が声をかけてきました。やはり子猫が心配で、毎日見にきているといいます。やがて、インターネットを通してネットワークを知り、相談がありました。当メンバーが川べりへ降り、無事、子猫を救出。崖の上にもきょうだいらしき子猫が2匹いるのを発見し、Sさんたちの申し出で3匹の不妊去勢を行いました。
 Sさんは、橋に「子猫は救出しました」との張り紙をしたところ、「よかったね」「あの猫は幸せだね」というメモ書きが。小さな命をめぐり温かな心の交流を体験した出来事でした。


*以前、四国の山間の崖に取り残された「崖っぷち犬」が大々的に報道され、全国から引き取りの申し出がありました。しかしこの渋谷橋下に落ちた猫のように、私たちの周りには、まさに生死のがけっぷちに立たされた動物たちが大勢います。そうした身近な命に目を留めてほしいと思います。

●渋谷3丁目 
 オフィス街に生まれた共生空間ポート

 渋谷駅にほど近い金王八幡神社とその周辺は、以前から飼い主のいない猫が多くいることが近隣で知られていました。神社で猫に食事を与えていた何人かが話し合い、これ以上むやみに増やさないよう不妊去勢手術をしたい、とネットワークに相談をしてきました。  神社に調査に行くと、普段は猫の姿はあまりなく、食事の時間になると四方から現れてきます。猫の後を追うと、数十メートル離れたオフィスビルの中庭で、8頭くらいの猫がOLやサラリーマンから、お弁当のおこぼれをもらっていました。神社で見かけた猫もその中にいたので、猫たちが食事時間に応じて移動していることが分かりました。
 毎日猫の食事の世話をしているOLもいたので、神社グループと同時に手術を行いました。その後、このオフィスビルの中庭は、人と猫の交流点になっています。

 *神社やオフィスビルのような不特定多数の人が訪れるオープンな場所でのえさやりは特に、後片付けをきちんとして、常に清潔であるように配慮が必要です。そうしたマナーがあってこそ、地域猫が人々のいやしの存在として受け入れられるのです。

●神宮前1丁目 
 再開発の現場で見守られる小さな命

 都心の再開発が活発になっている近年、渋谷区内でも大規模な建物の移転や建築があちこちで進められています。原宿警察の移転に伴う「神宮前一丁目民活再生プロジェクト」もその一つです。東郷神社の隣にある約2.4haの土地で、大規模な建設工事が始まりました。
 こうした広い土地には、猫たちが住みついていることがよくあります。今年3月、このプロジェクトの現場担当者が地元町会の会合でネットワークのメンバーに会い、「うちの現場にも親猫と子猫3匹がいます」と伝えました。
 ネットワークは、「子猫たちが大きくなったら不妊去勢をし、地域猫として世話をしてほしい」と話しました。担当者は早速そのことを朝礼で約200人のスタッフに話すと、全員が快く応じ、猫たちを見守ってくれました。担当者は毎晩猫たちに食事を与えて世話をし、半年後、成長した猫たちに手術を行うことになりました。

*この現場で確認された猫は数頭だけでしたが、大規模な工事が始まると、そこに住みついていた猫たちが居場所を失って周りに出てくるようになり、周辺住民から苦情が起こることがあります。そうなる前に、移転予定の猫の世話をしている方々には、地域猫活動への参加をお願いします。

●JR千駄ヶ谷駅 
 「猫親子の不妊去勢を、駅利用者や駅職員がサポート」

 JR千駄ヶ谷駅に、捨てられたとおぼしき三毛猫がすみつき、子猫4匹を産みました。子猫たちが駅構内を歩き回るよ うになると、駅利用者などが猫への食べ物を床などに置いていくようになりました。暑い中、余った食べ物はすぐに腐敗し、駅職員は掃除に追われました。
   駅長が困っていると、新宿区在住の女性が「猫たちを不妊去勢手術して、地域猫としてここで面倒をみていきたい」と申し出ました。ほかにも「手術代に」と2万円を寄付した通勤客もいました。女性から相談を受けたネットワークが調査に行ったところ、駅の売店の女性も別の猫の面倒を見ていたことが分かりました。事情を話すと、その女性も「こちらの猫たちも一緒に手術してほしい」と、1万円の寄付。最終的に、三毛猫と子猫、父猫の6匹、ほかに5匹の手術を行いました。
 その後、駅長は、「この猫たちにはボランティアが管理とエサやりを行っています」という張り紙をし、猫の食事の心配のないことと、駅の衛生管理への理解を求めました。その翌日から、駅利用者のえさやりは、ほぼなくなりました。

*駅というたくさんの人々が集まる場所で、さまよう猫たちに適切な対応ができたことで、多くの人への地域猫への理解を深めることになりました。
*この現場で確認された猫は数頭だけでしたが、大規模な工事が始まると、そこに住みついていた猫たちが居場所を失って周りに出てくるようになり、周辺住民から苦情が起こることがあります。そうなる前に、移転予定の猫の世話をしている方々には、地域猫活動への参加をお願いします。

●幡ヶ谷2丁目 
 「4頭の猫をきっかけに、商店街をあげて『地域猫』を応援!」

 幡ヶ谷2丁目の区民から、ネットワークに相談がありました。幡ヶ谷駅に近い6号通り商店街の裏手に、人なつこい猫4頭がいるとのこと。ネットワークがその周辺を調査すると、商店街をはさんだ両側の住宅街が、猫たちの格好の住 処となっていました。
  6号通り商店街の役員にこのことを話すと、通りをあげて「地域猫活動」を応援するとの快諾を得ました。7月の商店 街の夏祭りでは、2日間、通りで「地域猫パネル展」を開き、地元の人々への啓発と、情報交換を行いました。
 これまで計32頭の不妊去勢手術を行いましたが、まだ手術していない猫がいるため、商店街のペットフード店内に募金箱をおき、手術のための寄付を募っています。
 

*商店階は猫も人も集まる場所。商店街からの情報発信は、地域への強力な啓発になります。

●南平台町 
「1カ月交代の猫当番制を導入、迷惑猫がアイドル猫に」

 閑静な住宅街の一角で、ノラ猫が増加し、フンが迷惑だと問題になっていました。ネットワークが住人に地域猫の説 明をしたところ、よく理解が得られ、スムーズに近隣の合意形成ができました。そして住民全員の費用分担で、8頭の 手術を行いました。
  ところが3カ月後、エサやり担当の住民が、突然アパートから引っ越していなくなってしまいました。飢えた猫たちは 、隣接した他の地域猫のエサ場を荒らすようになり、大騒ぎに。再度ネットワークを交え、何回か住民で話し合いをした結果、数軒が月ごとに当番を決め、交代でエサやりをすることに決まりました。
 それから半年。住民に現況を尋ねると、「隣近所の連携がうまくいっています。もともと生き物がフンをするのは当然のことですから、各自が片付ければいいと思うようになりました。猫たちもすっかり人なつこくなり、人々の癒やしになっています」と、笑顔で答えが返ってきました。

  *地域猫であっても、1人が永久に世話をすることはできません。近隣の人々との交代制なら、世話の負担を軽減するだけでなく、コミュニケーションにも役立ちます。

●神宮前1丁目地区 
 「花壇へのフン害を、トイレ設置で解決」

ネットワークのメンバーが、この地域に20頭ほどの飼い主のいない猫がいることに気づき、近隣の人に様子をたずねました。 すると、2軒のお宅が、花壇への猫のフン尿などで、大変迷惑していました。猫たちは、この2軒と隣接する2つの店舗の人に、えさを与えられて暮らしていたのでした。店舗の人に事情を説明すると、「自分も気にはしていた。しかし、猫をつかまえることが できず、どうしたらいいか悩んでいたところでした」と、不妊去勢を進めることを快諾。また店舗の駐車場などに、猫の居場所となる猫ハウスを設置しました。
 さらに、近所の花壇が猫のトイレにならないように、猫専用のトイレを設置する場所を探していると、花壇に迷惑を受けていたお宅が、家の敷地の裏側にトイレを設置してもいいと申し出てくれました。現在、その方は猫トイレの掃除にも協力しています。

  ねこ問題はひと問題。近隣の事情を理解し、話し合うことで、いい方向に進むことも多いのです。

★地域別手術数

地域別 不妊、去勢手術頭数 (2018年3月31日)

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