愛猫闘病記6
肥満細胞腫再発? 何度も吐き、ついには緑の胆汁が・・
8月の脾臓摘出以後、元気に暮らしていたあめりかんでしたが、毎日のように食べたものを吐き、次第にやせてきたことが気がかりでした。
加えて寒がりになり、秋も深まると、ストーブの前のソファで寝ていても「クシュ!」と、くしゃみをするようになりました。また手術か何かの影響か、時折右目のあたりがピクッと痙攣することもありました。
それでも食欲はあり、毛づやも良く、活動的でしたので、経過は良好だと感じていました。
ところが11月末の休日、異変が起こりました。朝食べたフードを吐き、その後も2度吐きました。その後はソファでくつろいでいたので、もう吐かないだろうと思ったら、水を吐き、夜中になって緑の液体を吐きました。鮮やかな緑で、これがよく聞く胆汁の嘔吐かと驚き、心配になりました。
この日P病院は休診だったので、翌朝連れていくつもりでしたが、あめりかんはさらに再び胆汁を吐きました。
そこでついに、P病院に聞いていた夜間訪問診療医に電話しました。I先生という女性のドクターが出られて、訪問診療は基本3万5千円ですが、「ご相談だけでもいいですよ」ということなので、症状を伝えました。先生は「今は水を飲んでも吐く状態なので、水を飲ませず、温かくして休ませて下さい。脱水症状が心配ですが、朝病院で薬と点滴を受ければ大丈夫でしょう」と言ってくださいました。(この場を借りて 適切なアドバイスを感謝いたします。)
翌朝、P病院に連れていき、点滴と制吐剤を打ってもらいました。とにかく肥満細胞腫の再発が心配だったので、通常の血液検査に加え再発を調べるバフィーコート値の検査もしてもらいましたが、異常はないとのこと。ほっと胸をなでおろしました。
しかし毎日のように吐く原因については分からず、「大きな病院でCTや胃カメラなどで調べることもできますが・・」とのこと。しかし化学療法をしないのと同様、高度医療施設で検査するのも気が進みませんでした。
「ではまた、何か症状が出たら連れてきて下さい」
病院から帰ってきたあめりかんは、吐き疲れたのか、あるいは薬の影響か、ぐったりしてソファで寝込んでしまいました。その様子はこれまでにないほど弱々しく、このまま起き上がらないのではないかと不安になるほどでした。
しかし翌日の夕方、身軽な様子で立ち上がり、いつもの甘えた顔で「フガー」とごはんをねだりにきました。
12月になり仕事も一段落したので、猫の首輪を手作りしました。ベランダやテラスに出るのが大好きなあめりかんには、リードをつなぐ首輪は必要不可欠でした。しかし既成品のように金具のついたものではなく、細い紐だけのなるべく軽いものがいいと思ったのです。
100円ショップの材料で試行錯誤し、やや微妙な出来ばえでしたが、あめりかんはまずまず気に入ってくれたようで、相棒のわね子とおそろいにしました。飼い主からのささやかなクリスマスプレゼントでした。
(続く)
コメント
みなさんも愛猫との離別で自己への葛藤や鎮めることのできない悲しみを抱えておられるのですね。
我が家の4頭の猫のうち、1頭が突然失踪して10日が経過しようとしています。
臆病すぎて自閉症かと思うほど家から10年以上外出する事のなかったクロですが、何処にいった
のやら。
正直のところあれこれ探す手配(ビラやWeb掲載とか)、毎日近所の居そうな場所を探すとかで
疲れて悲しみに暮れる余裕もなかったのですが、10日以上飲まず食わずではいくら砂漠に適応した
猫の生理機能考慮してもそろそろ限界、と思って私も全身の力が抜けてきました。
今、1つ救われているのは、大昔のさだまさしさんの楽曲で「主人公」という歌があってさっきから
頭の中で勝手に演奏が始まったのですが、歌詞の中で「確かに私が選んだ道だもの後悔しない・・・」
とあります。自ら失踪してしまった我が家のクロ(雌:13歳)はそれを自分で選んだのだ、と
自分に言い聞かせたら突然涙があふれてきましたが、少しだけ気が落ち着いてきました。
今夜は少し眠れそうです、私も体調が回復できたら明日からまたクロの捜索に出ようと思います。
by にゃう~ 2021-06-16 10:13 PM |
|こんにちは
先週、うちの猫がなくなりました。年末にレンタルした酸素ハウスに入ってから、一度はおなかの腫瘍が小さくなり、食事も睡眠もとれるようになりほっとしましたが、急変してしまい、眠るように静かにいってしまいました。介護は大変でしたが、ゆっくりお別れの時間をとってくれたのだと思っています。猫には感謝でいっぱいです。こちらのブログにもほんとうに助けていただきました。ありがとうございました。
by モナ 2019-01-21 4:32 PM |
|そうでしたか・・悲しみの中、ご連絡ありがとうございました。
残念でしたが、飼い主さんもできる限りの治療をし、猫ちゃんもがんばってくれたと思います。
ペットを飼うことは、看取ることといいます。
モナさんも飼い主さんの役目を立派に果たされました。
明日からの日々を、猫ちゃんもきっと天国から見守ってくれると思います。
また何かありましたら、ご連絡くださいね。
by nekomimist 2019-01-22 12:18 AM | |
猫も人間も同じ生きもの。夏や冬は体調を崩しやすいのかもしれませんね。そう思うと、余計にいとおしいような気もいたします。
それにしても飲み水にお湯とは・・・思い付きませんでした!固定観念というか何というか、全く考えたこともなかったです。反省。人間だって冬は温かい飲み物がほしくなりますもんね。今度、実家で試してみようと思います。
ありがとうございました。
by ねこのこ 2019-01-21 2:56 PM |
|あめりかん、術後は良好だと思っていたのに・・・驚きました。うちの実家の子も15歳で、たびたび嘔吐します。でも、まさか緑の胆汁を吐いてしまうとは。どれほどご心配なさったかと思うと、胸がふさがります。
ちなみに、猫にとっては夏と冬、どちらがツライのでしょうね。個体差もあるのでしょうが。最近は暑さ・寒さや気温差が大きく、人間でもこたえますよね。
by ねこのこ 2018-12-26 3:11 PM |
|コメントありがとうございます。本当に、深夜の異変でオロオロしましたが、獣医さんに電話相談できて本当に助かりました。
うちの猫の場合は、2歳のとき膀胱炎になったのも、肥満細胞腫が見つかったのも夏でした。
でも病後の体には明らかに冬の寒さがこたえたようでした。飲み水も、熱めのお湯を好んでガブガブ飲むようになり、猫舌のくせに大丈夫かなと思いました。
他の高齢猫も夏・冬ともに体調を崩しやすいように見えます。人間と同じかもしれません。
by nekomimist 2018-12-28 1:04 AM | |
雄猫15才肥満細胞腫末期ガンと宣告されました、でも、我が家は、貧乏で抗生剤を進められましたが断念しました、歯は、悪いわ、腹水は、溜まるわ、抗がん剤の治療でいくらお金がかかるのよ、お金が、いくら、あっても、たらないわ、誰か助けて、下さい、前の猫は、心臓病で死んだばかりです、そしたら、次ぎの猫もガンになってしまって、働いても、働いても、我が暮らし楽にならざるです、でも、なんだかんだ、言っても、猫には、罪は、ないので、病気と、向きあって、命の有る限り残された余命と、共に
、愛猫と一緒に生きます、、
by みつこ 2020-08-02 5:43 PM |
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