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渋谷 地域猫  SHIBUYA☆CATS

愛猫闘病記8 制吐剤効かず食べられず それでも最後のジャンプを見せた

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昨年3月20日、制吐剤で落ち着いたあめりかん

今年の3月は暖かいですね。
昨年2018年は寒かったですが、3月になると少しずつ気温が緩み、春の気配が感じられるようになりました。
あめりかんは背中をなでると、ごつごつした背骨が手に当たるようになっていました。しっぽの太さも若い頃の半分ほど。それでも毛並みはつやつやして、吐きながらも食欲があり元気でした。
しかし今までにない小さな異変が起こってきました。
3月9日の朝は驚きました。あめりかんと一緒に寝ている相棒のハチワレわね子が、三毛猫になっている! と思ったら、あめりかんの吐いたものがわね子の頭について固まっていたのでした。いつも仲良くくっついて寝ているとはいえ、こんな吐き方をするなんて・・。わね子はのんびりした性格なので、全然気にしていないようでしたが・・。
13日には、またしても茶色いものをたくさん吐き、下痢し、数日軟便が続きました。下痢・軟便は初めてでした。

最後のジャンプのあと、しばらく動けなくなった

19日の月曜の朝、たくさん泡を吐き、床がビショジョになりました。
しかし泡を吐くのは3度目だったので、今度も病院で制吐剤と点滴を打ってもらえば治ると思い、かかりつけのP病院ではなく、家から徒歩7分でいけるA病院の予約を取りました。P病院は信頼していましたが、車で十分ほどかかり、予約制ではないので1時間以上待つことも多く、待合室にはワンちゃんも多いので、あめりかんのストレスを考えたのです。
一方、A病院は、動物専門学校に併設された病院で、あめりかんを拾ったとき最初に診てもらい、その後も膀胱炎で通ったことがありました。
幸い午前中に予約が取れ、P病院のカルテを持参して院長に説明しました。動物看護師の学生二人も部屋でじっと聞いていました。抗がん剤治療はしなかったこと、症状がでたら緩和的治療をしたいと思っていること。そして、簡単な血液検査をし、制吐剤と点滴をお願いしました。
体重をはかると、3・5キロでした。以前よりだいぶ減っていることにドキリとしました。
飲み薬をもらい、次の日にはあめりかんは元気になり、ウエットフードも少し食べました。2日後は春分の日でしたが、雪が降る寒さでした。夕方、ストーブの前に座っていたあめりかんが、また泡を吐きだしました。今回は薬が効かない。3日後は木曜でP病院は休診なので、やはりA病院に朝一で予約を取り連れていきました。
エコーで見てもらうと腸がほとんど動いていないとのこと。血液検査では、もうあちこちが異常値でした。とにかく活力が必要なのでステロイドを勧められ、試すことにしました。夕方まで静脈に時間をかけて点滴してもらうことになりました。
夕方に迎えに行き、家に帰ったあめりかんは、まだ口の中に泡がモゴモゴして苦しそうでした。それなのに、突然キッチンカウンターにジャンプしました。自分を元気づけたかつたのでしょうか。
でも下に降りると、苦しかったのかしばらくじっと動きませんでした。
これがあめりかんの最後のジャンプになりました。

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コメント

  • 2月25日に18年当たり前にいっしょに暮らしていた猫をみおくりました。初めて飼った猫でした。猫を飼っている友人の家に捨てられて迷ってきた6か月ぐらいの猫でした。あめりかんさんの最後の3日間を涙で、読ませていただきました。現在も看取り介護中の方たちへの少しでもお力になれればと思い、私の猫の最後の一か月を記させてください。
    18年間予防接種ぐらいしか、獣医さんにお世話になってませんでした。2月に入り、メヤニが目立ち食欲が落ちましたので、フードをいろいろかえて様子をみてましたが、水分もとってないので、受診しました。点滴をして薬をいただき様子をみることに。この仔の意思でたべないのかな、と感じながら見守りましたが、3日後に茹でたささみを少したべてくれて、ものすごく嬉しかった。それからいろいろなフードを試しました。高栄養の離乳食や、赤ちゃん用のミルク、介護食など。食べたい意思がこの仔にあるのに、食べられないもどかしさ。餓死させるのではないかの恐怖感。獣医さんに相談したら、急に病気になり痩せると、噛み合わせが悪くなるとのことで、カリカリでそだてたので、そんなに沈着してない歯石を取って調整していただきました。そのあと、少しですが、自分で水をのんだり、フードを舐めてくれてました。亡くなる前日まで、トイレにも休み休み自分でいってましたが、猫砂の上でうずくまり自分ではベッドにもどれませんでした。あめりかんさんと同じように、寒い時期なのに、気がつくと、玄関や階段など、寒い場所に3日ぐらい前からうずくまっていました。
    25日の深夜から、ウォーンと全身をのけぞるようになくようになりました。ただただ、撫でて話しかけていました。その間隔が60分か、30分、10分とだんだん短くなり。
    深い呼吸は私にはわからなかったのですが、うちの仔は、お昼前にしゃっくりがはじまったのです。その変化に茫然としたのですが、しゃっくりなので、水をあげなければ、と思い、シリンジで口の横から静かにお水を入れてあげたら、ゴクンとしてくれました。私は、意識が戻ったのかと、喜んだら、そのまま逝ってしまいました。それからの自分は、硬くなる前に身体をふかなければ、とか、目を閉じさせてあげなければ、と機械的にうごいていましたね。
    18年の楽しかったおもいでよりも、最後の一か月のあの仔ばかり思い出して、悲しみよりも、辛い辛い毎日です。
    収骨は自分には耐えられないとおもい、あの仔をおさめた箱を花いっぱいにしてお経はあげていただきさようならしてきました。
    4人のお友達といっしょに天国に向かったそうです。
    亡くなったあとに見つけたあの仔の爪、おひげ、可愛いい袋におさめて、毎日お水とフードをあげています。
    49日をまもなく迎えますが、ただただあの仔をだきしめたい。
    ただただいっしょの空間にいて、毛繕いするあの仔をながめていたい。美味しそうにカリカリを食べるあの仔の姿。わたしがあの仔からたくさんの幸せをもらっていました。
    看取りまでが、飼い主の責任だとは思いますが、その時その時の判断することは、辛すぎるし、後悔ばかりです。
    しかし、愛情を持ってしたことならば、すべて正解だったと思います。
    辛い時期をこのように共有できるサイト、本当にありがとうございました。

    by ハルママ 2021-04-09 10:46 AM | 返信 |

    • ハルママさんへ
       愛猫さんの看取りを詳しく教えていただきありがとうございます。
       猫さんの最期の様子、「猫砂の上でうずくまり自分ではベッドにもどれませんでした」「玄関や階段など、寒い場所に3日ぐらい前からうずくまって」「深夜からウォーンとなくように」・・という様子が、うちの猫と同じで涙が出ました。同じような経験をした方がいると、なんだか安心します。
       猫はとても素敵な存在ですが、それだけに看取りはつらいですね。四十九日を迎えても、愛猫さんのぬくもりはたくさん残っていると思います。悲しいときは、やはりだれかに気持ちを話すことが大事ですね。いつか少しずつ、悲しみは癒えてくると思います。 
        

      by nekomimist 2021-04-09 10:52 PM | 返信 |

      • あめりかんさんの最後の3日間にコメントを残せず、こちらに書かせていただきました。見つけていただき返信もいただきありがとうございました。見送りから日にちがたつとなかなか話す機会がなくなり、溢れる思いを書かせていただき、とてもありがたいです。本当に猫さんは、生きている時も亡くなっても天使ですよね。この仔と巡り会えたことに本当に感謝しかありませんが、まだまだいっしょにいたかった。ほっぺにスリスリして、お腹にモフモフしたかった。またお邪魔させてくださいね。
        ありがとうございました。
        14日に49日を迎えます。

        by ハルママ 2021-04-12 9:23 PM | 返信 |

  • はじめまして、あめりかんは幸せな人生?を送れましたよね、ブログを今見つけて唯唯涙です。今うちは9歳の茶とらと6歳の黒がいます。二人のように家も常に寄り添い寝ています。実は茶とらが今日血液検査のため受診したのですが、結果異常無し、でひと安心したところ、口の横に出来てたお出来が大きくなってきており肥満細胞腫の可能性がある、早めの病理検査と切除術を勧められました。今なら健康状態も良いので今のうちに、と私も思いました。飼い主は最善を尽くしてこの子を守りたいと思ってもこの子はさそれを望んでるだろうか?手術は上手くいくんだろうか、痛いだろうな、苦しみはしないだろうか、今元気なのにストレスで悪化しないだろうか、色々不安が頭から離れません。でもあめりかんの闘病をみて今、目に出来た事に感謝です。ありがとう。よく頑張ったね、あめりかんも飼い主さんも。今この段階で取り除くことで少しでも救われるならと思えます。私も以前看取りました。同じような状況を経験しています。苦しむ姿を見てるのも辛いですよね。だからこそ最善は何かをスッゴく悩んでしまいます。

    by ペコ 2019-10-08 7:37 PM | 返信 |

    • 茶とらのペコさん
      コメントありがとうございます。

       突然獣医さんから手術の提案を受け、不安や心配が大きいことと思います。でも早い段階で病気を見つけられたのは日頃のケアのおかげです。素晴らしい飼い主さんですし、仲良しの黒猫ちゃんもいて、茶トラさんは幸せな猫人生をおくっていると思います。
       一般的に肥満細胞腫は体表面にできる場合は、良性のことも多いと聞きました。手術は猫でも人でも痛い思いをしますが、若くて体力があれば回復できます。うちのあめりかんも手術して再びジャンプができるようになり、とても幸せそうでした。獣医さんとよく相談して納得のいく治療を選んでいただければ、きっとうまくいくと思います。

      by nekomimist 2019-10-09 2:26 PM | 返信 |

  • 嘔吐、下痢、食欲不振・・・うちの実家の猫もそうでした。そして、この3月に旅立ってしまいました。一緒に暮らした時期はそれほど長かったワケではないけれど、やはりショックは大きかったです。しばらく猫にまつわるものを見るのもつらく、こちらに訪れませんでした。
    あめりかん、最後のジャンプを飼い主さんに見てもらえて、よかったね。続きをお待ちしています。

    by ねこのこ 2019-04-19 3:38 PM | 返信 |

    • 3月に旅立たたれ、おつらいなかコメントありがとうございます。ご病気だったのでしょうか? 私も1年経っても悲しいままです。なかなか、続きが書けませんが、近々、アップできると思います。ペットロスからの立ち直りは時間がかかりますが、愛猫の元気の姿を思い出し、徐々に元気を取り戻してください。

      by nekomimist 2019-04-22 8:05 PM | 返信 |

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