
無事保護できたしっぽちゃん。捕獲器のままD病院に向かいました。そこは保護希望のHさん夫妻のいきつけで、夜間診療が助かるので利用しているそうです。以前からしっぽの捕獲のことも相談していました。
向かう前に電話したところ、急患ですぐ診られないとのことでしたが、待ってもいいので予約して連れていきました。病院の看護師の問診で、捕獲までの経過や捕獲時に鎮静剤を使ったこと、不妊手術と基本的な医療処置の他、猫ドックとシャンプー・トリミングを希望しました。
2時間ほど待つと、若い獣医師が出てきました。
「この子、触れますか?」。Tさん「触れない猫なので、他の病院ではトラップの外から鎮静かけていただいています」「このケージ、どうやって開けるんですか?」
どうやら、トラップで連れてくる外猫は未経験のようで、不安を覚えました。
1時間後に見積りがきました。
○手術を含まない金額 17万円
○手術代 オス(去勢)なら+6万円
メス開腹手術なら+10万円
内視鏡手術(卵巣のみ摘出)なら+17万円!!!
○その他 入院代・・・
Tさんは、見たことのない金額を見て失神しそうになりました。
しかも今日は預かれないということで、一度連れ帰ることに。ちなみに相談・見積もり料金は、1万3千円でした。
TさんはH夫妻と相談しました。不妊手術は卵巣のみの摘出だと後に子宮蓄膿症になる恐れがあるので子宮も摘出したほうがいいこと、熟練した獣医師なら内視鏡手術と同じくらいの開腹で手術できること、ここの獣医師は外猫の扱いに不慣れで不安なことなどをTさんは話しました。
夫妻も最近この病院に疑問を感じていたこともあったそうで、TさんいきつけのH動物病院に行くことにしました。
翌朝、H病院にしっぽを預け、午後になって、「しっぽは女のコで、不妊手術無事終了。今日は預かります」と連絡がありました。やっとホッとして、翌日、Hさんと迎えにいきました。
院長によると、「体重2・7㌔。年齢は若くて10歳。今の体を診ると15歳でもおかしくないですね」。
3歳くらいと思っていたのにビックリでした!
その他、
①血液検査でウイルスはともに陰性。ただし白血球値が高い。口内炎のせいかも。
②口の中は口内炎と歯肉炎だらけ。 あまり鳴き声がでないが声帯は問題なし。
③検便問題なし、耳ダニなし。皮膚疾患とケガなし。抗生剤とワクチン投与、ノミダニ薬、点滴
④爪切り、マイクロチップの処置。
⑤毛玉が多すぎてカットに時間がかかり、シャンプーまでできなかった。
「とにかくしっかり休ませ栄養をとること。シャンプーや抜歯は体力がついてからですね」ということで、夫妻の家でしっかり養生することになりました。
会計、手術代含め、3万2千円。
今度はHさん、絶句していました。
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